あだち充『H2』の考察

サイエンス

どうも!タツオです。

今日はあだち充先生の大ヒット作『H2』の考察です。

これね、劇中はかなり盛り上がって熱い展開だったのですが、ラストの解釈が色々と言われていてモヤっとしている方も多いと思います。

ラストの解釈についてはまた別の機会に書くことにして、そもそもタイトルのH2とは何を指すのかについて考察を書いてみようと思います。

Hから始まる名前の主要キャラから取られている、と言われていますね。

・国見比呂(主人公、ピッチャー)
・橘英雄(ライバル、バッター)
・雨宮ひかり(ヒロイン1、ライバルの彼女、主人公の幼馴染)
・古賀春華(ヒロイン2、マネージャー)

H2、一体誰と誰でH2なのでしょうか。

比呂と英雄でH2

やはり野球マンガなので、主人公とそのライバル、比呂と英雄でH2でしょう。

劇中でもそれっぽいことを言ってたりします。

間違いない。

いいえ、英雄よりも野田敦(キャッチャー)の方が比呂と近い距離のような気がします。

それに比呂と英雄と野田でよくつるんでいる場面が多いので、比呂と英雄でH2だと野田をないがしろにし過ぎです。

却下。

比呂とひかりでH2

幼馴染で、実は惹かれ合っている風な比呂とひかり。

比呂側のキャラとして春華、ひかり側のキャラとして英雄を用意したようにも考えられます。

大事な場面では必ず二人で乗り越えます。

いいえ、比呂は春華とキスをし、ひかりは英雄とキスをする描写があります。

他の奴とキスするようなヒロインはいらん!

却下。

比呂と春華でH2

千川高校の野球部ができたのは、元々は春華がいたからできたようなものです。

学校の裏庭から甲子園なんて涙モノです。

18巻の「長えションベンだなァ」は感動を生みました。

いいえ、それでも最後の比呂と英雄の勝負では、二人でひかりを奪い合う形となり、春華の存在が空気ですので可能性は低いでしょう。

却下。

まとめ

いかがでしたか。

ここで正解を発表しましょう。

タイトルの『H2』が指すのは、比呂と、

広田勝利です。

おお!H2だ!

ひと冬の猛勉強であっという間に進学組に追いつく広田

物語の冒頭で比呂は肘を壊して野球ができない、という設定で始まります。

ところが実は肘は壊れておらず、バンバン野球ができるようになります。

一方の広田は大ボス系の敵キャラとして登場しますが、途中で肘を壊して野球ができなくなってしまいます。

比呂と広田、二人の肘。二つの肘、HIJI。

H2です。

投げられるようになった肘と、投げられなくなった肘。

要は肘を大事にしようぜ!という作品なのです。

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